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おぐりまさこblog。俳優業とデザイン、
仕事と趣味と日常のいろいろ。
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あたしと一人芝居。全国と『如水』。<その1>

INDEPENDENT:3SSが閉幕して約三週間。

観に来ていただいた、支えていただいた全国のみなさま、

支え続けてくださったスタッフのみなさま本当にありがとうございました。

 

まだまだ年内、4つの舞台が控えていて、

名古屋に帰ってきて早々、せわしなく毎日が過ぎてますが

 

あたしにとって。

一人芝居。ってなんだろう。

って、今でもふと、考えます。

 

写真▷2016年「INDEPENDENT:3SS」(撮影:相内唯史)

 

一人芝居で目指すこと。

個人的な理想のかたち、

こうありたい、という一人芝居。

こういうのが観たい、と思う一人芝居。

 

はっきりした答えはわからないけど

ぼんやりと思うのは

 

何人で演じようとも、とにかく、

 

観に来てくださったお客さまに、隙間なく好い時間を届ける作品

 

「あー!来てよかった!出会えてよかった!」と思わず深呼吸してしまうような、

関わってくださった方や支えてくれるスタッフさんが

「この作品、応援したい」て、ふと思ってしまうような

 

そんな作品を創りたい、そんな作品が観たい。

 

と強く思っていて。

 

つまり一人芝居も例外ではなくて

 

台本、演出、照明、音、映像、美術と一緒に

ライブで届ける「特別な時間」を

台無しにしないよう、俳優としては一人で背負いきる、ということ

 

かも。

 

それは並大抵のことではなくて、どれだけ回を重ねても

「もっとできたはず」と悔しくなることばかり。

 

そしてその一人芝居を通して、あたしにたくさんの「大切なもの」をくれたのが、これ。

 

 

最強の一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」。

 

毎年夏に地方版と、本戦出演を懸けてのトライアルが開催され

秋に大阪本戦が行われる、全国的に知られる一人芝居の祭典。

 

5年に一度、10作品が全国ツアー「selection」作品に選ばれます。

INDEPENDENT初開催から15年めの今年、

3rd seazon selectionを目指したのは

本戦出場60作品、地方版も入れると177作品だったそうです。

 

その中の10作品。

selection地方公演に行けるのはそこからさらに選ばれた作品。

 

無謀と思えたこの場所を、粛々と狙って三年。

いえ、初めてIDEPENDENTに出会ったのは津公演。5年前のselection。

客席で、まばたきを忘れて観てました。

とても手の届かない場所にいる俳優さんたちだと思いました。

 

ひょんなことから誘いを受けて、初めて演出家として参加した

「INDEPENDENT:TSU13」。2013年。

「ウィザードリーマン・ビギンズ」。

写真▷2014年「INDEPENDENT:TSU14」

 

魅力的な俳優(岸★正龍さん)と優れた作家(二朗松田さん)に連れてってもらい

招聘された大阪本戦と札幌公演。

 

札幌の会場、コンカリーニョを見たとき「あたしもここに立ちたい!!」

と思いました。

 

2014年、地方版NGY(名古屋)に参加した「ライト」。

写真▷2014年「INDEPENDENT:TSU14」

 

同時に、トライアルにも挑戦。最終審査で敗れるも、

NGYからの招聘で本戦へ。札幌と福岡へ招聘いただきました。

 

嬉しかった。

 

トライアルも、完全アウェイの大阪で

地元作品に囲まれた中、観客投票で二次審査まで突破、

さらには招聘された大阪本公演を観にきてくださった

地方版プロデューサーに呼んでいただいた札幌・福岡。

 

ほんとうに嬉しかった。

 

でも、

 

満足、ではなかった。

 

「まだ足りない。こんなもんじゃない。おぐりの一人芝居集大成的な作品を創る」

と、演出家。

 

「あたしももう一度、あの舞台に立ちたい。もっと上がある。そこを目指したい」

って意見が一致。

 

「名古屋の地方版に違う作品を出して、今年も本戦を目指したいんです」

とプロデューサーに相談した時。

 

返ってきた言葉は

 

「2年連続同タッグで出演した前例はないし

僕自身が守っているルールもあるから

よほどのものじゃないと無理だと思います。

でも、僕を困らせるくらいのものを、見せてください」と。

 

そしてINDEPENDENT:NGY15。

 

写真▷2015年「INDEPENDENT:NGY15」

 

『如水』という作品が、産声をあげました。

まだ力いっぱい泣くことしかできない、

それでも、とても強く、清らかな「いのち」だと

あたしは感じていました。

 

そのあと、本戦出場決定の告知と一緒にいただいた、プロデューサーの言葉がこれ。

 

++++++++

昨年IN:14に三重版TSUから招聘した「ライト」。

その二人が、再び組んで名古屋版NGYで新しい作品を発表した。
僕はこの作品を観て直ぐに頭を抱えた…。
作品が素晴らしい為に新たな難問が浮上したからである。

過去INDEPENDENT(大阪本編)において、

同じ座組みのユニットが二年連続参戦した例は無い。
新しい一人芝居の可能性と創り手の発掘の為に課した自分ルールで、

そうならないようにしてきたからだ…。

そのルールを遂に破る羽目になった。
「如水」タイトルの読み方に迷うこの作品、劇中でその意味に触れた時、

あなたの琴線が振れると確信している。

++++++

 

これは賭けです、リスクは高いし、非難の声も出るかもしれない。

でも、そんなのふっとばしてやれると思うんです。

 

と、プロデューサーからのメール。

 

嬉しさと同時に、ひしひし迫るプレッシャー。

 

やるしかないです。

 

初演より、必ず好いものに。

だって目指してるのは、そこじゃなくて、もっと先だから。

 

そして、あたしたちは、『如水』誕生から本気で目指していた

「INDEPENDENT:3SS」に向けて、一歩一歩、歩き始めました。

 

ん?違うな、引きつづき、歩くことを決意したのです。

 

 

さてこの記事。

 

思ったより、長くなってしまいました。

続きは明日、あらためて。

 

明日の記事では

あたしがこのツアーでもらった

かけがえのないもの

 

たくさんの、かけがえのない仲間、そして

 

勇気をくれた方々

支えてくれた方々のこと

 

そして、『如水』のこと、

あたしが思う一人芝居のこと、

をもう少し、書きたいと思います。

 

お時間あったら、読んでやってくださいませ。

 

写真▷2016年「INDEPENDENT:3SS」(撮影:相内唯史)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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